焼け色にこだわりを持ち、器のラインの美を追求し、一つ一つの作品に心を込め、ぬくもりを感じさせる作品を目指しています。
親戚が営む備前市の窯元で土ひねりを始め上達するのが手に取るようにわかり、時が足りないくらい夢中になった。8年間の修業を経て1987年登り窯を築いて独立。
年6回は窯入れするなど量産していた40歳の時、陶芸家としての転機となる経験をする。人間の大きな耳をイメージした作品を作り焼き上げたところ、目のような模様が二つ付いていた。
ちょうど他人の言葉に謙虚に耳を傾けようという心境になってきたところだっただけに「びっくりして感動!自然に感謝、人に感謝する素直な気持ちになれた」この体験から制作に臨む意識が変わり、思いのこもった作品を仕上げたいと考えるようになった。
その後、1996年大きな窯を壊し、1997年から自分のイメージに合った小さめの窯に変えて、少しずつ窯焚きの回数を減らし現在は年2回になりました。
新しい試みにもチャレンジを続けている。
窯に入れる薪に山桜を使い、これまでの備前イメージを演出した。杉の間伐材も使って、青みがかった斬新な作品を制作。
東京で発表し、話題を呼んだ。
千年に及ぶ備前焼を守るには常に挑戦です。(2011年12月 山陽新聞記事より引用)
山陽新聞岡山エリア20111204.pdf へのリンク
窯出しはいつも期待と不安の中で始まります。最近松の木が入手困難になり厳しい状況の中、本物にこだわる事の大切さを考え直す日々です。
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