太古須惠器に始まり、平安末期から鎌倉時代にかけて、赤褐色の備前焼が誕生しました。
現代にいたるまで一千年もの間、煙の絶えることのなかったこの素朴な焼き物は、釉薬を使用せず、松割木を用い十日以上高温で焼成いたします。
その自然により近い形態の故に、備前焼は、逆に多くを抱括することが可能となり普遍的な美を秘めているのであります。現代においても飽かれることなく、多勢の人に愛され親しまれているゆえんであります。
無釉の土をじっくり焼き締めることによって、土と炎の織りなす自然の窯変が生れ実に多彩な表情の焼き物になります。窯変・緋襷・胡麻・牡丹餅などがあります。
※お取り扱いのお願い
熱に敏感で、急激な温度の変化で破損することがあります
◎急に熱湯を注ぐとか、直接火に当てないように。
酒器、茶碗などは水または、ぬるま湯で洗ってから使ってください。
酒は他の容器でカンをして備前焼の徳利に移すのが良いでしょう。
◎電子レンジ、オーブンでは使用しないでください。
◎うわぐすり(釉薬)を使っておりませんので器肌がなめらかではありません。
花台、棚、テーブルなどに傷がつくことがあります。敷物を使って下さい。
◎石爆(いしはぜ)は、傷ではありません。
備前焼は堅牢な焼き物です。
※石爆とは:石爆とは陶土の中の石粒が焼成時にはじけて表面に露出する事で、焼物を鑑賞する上での景色として好まれています。
表面に白く粒状に見えるもの、これが石爆です。
◎地震などで倒れたり、落下して人体に当たったら大変です。安全な場所でお使い下さい。
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